円安は日本のITエンジニアには地獄状態
長引く円安、もがく日本のIT業界
日本のIT業界って、物凄く円安に弱い。
そもそも、日本のITサービスって、海外では殆ど普及いていないし売れていない。
国内では、日本独特の忖度や談合などの文化で何とか売れているものもあるが、日本のITソリューションを実際導入した企業も、ほぼ満足していない。
日本のソフトウェアやソリューションサービスがオワンコだとしたら、残るはハードウェアとなるが・・・
パソコンにしても、スマートフォンにしても、現在は殆どが輸入されてきた部品で構成されている。
製造することすらどんどん手放していって、海外で製造して、国内に逆輸入しているメーカも殆どになってしまった。
そうなってくると、どんどん高くなるIT製品に、需要が細って行き、売れないパソコンに売れないシステム開発案件。
それでなくても、7次受けにも達する案件では、末端のエンジニアが時給1000円前後で、コンビニでバイトした方がマシだと思える状態でもがいているのに、これ以上悪化したら、ますますIT業界からエンジニアが離脱して行く事が想像つく。
何もしない大手ITゼネコンは、どんなに案件の価格が落ちても、自分達の中抜き取り分だけは維持しようとするから、今がんばっているエンジニアも今から、単価が下がり始めたり、地獄を見る事になるだろう。
末恐ろしい状態の円安だ。