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案件として単価が不安定なVBScriptの行方は?

2023年度も使われ続けるVBSについての予想

VBSとは何ぞやについて一言二言だけ


VBAのようなもの

昔はやったVisualBasic6みたいな物を、開発環境無しにメモ帳だけでソースを記述する事が出来て、拡張子を.vbsとして、ダブルクリックすると実行可能なお手軽言語だが、セキュリティ上の問題から、敬遠される事も多い言語

日本独特な流行り方をし、一部のRPA製品と密接な関係となった現状


一時期、日本国内ではRPA(ロボティックプロセスオートメーション:Robotic Process Automationの略)導入が流行った事があった。

現在もきちんとしたDX推進ではRPAの導入が検討されていたり、実施されていたりしている。

日本は島国ながら、政府がRPAと言ったら、あまり理解していない経営者層の人も、他社に後れを取りたくないが為に、何か良く分かっていないけれど導入が進んだ。

RPA製品にどういう物があるのか理解が進んでおらず、簡単に自動化されるかのように製品購入が進んだ挙句、思ったように簡単に扱える製品では無かった為に、超大手以外は導入の失敗に終わった。

流行した当時のRPA製品は、RPA製品専用のスクリプト言語や、VBScriptのようなプログラム開発言語に頼らないと達成出来ない物が殆どであった。

前者のRPA製品専用スクリプトは、その製品だけでしか役に立たない為の学習コストが嫌われてしまい、他のプログラム開発言語に頼られる事が進んだが、そもそもしっかりとした開発言語が必要なら、RPA製品を介して開発するよりも、システム開発した方が手っ取り早くなってしまい、RPA製品導入の本末転倒となり、簡単なバッチ処理だけ記述するスタイルなVBScriptが、当時のRPA製品では使われるようになった。

(個人的には、言語が何であれ、RPA製品の意味を感じなくなってしまう状況だが...)

あれから、数年、RPA製品も進化しており、RPA製品での開発に限って言えば、ノーコードプログラミングと組み合わせ等で、スクリプト自身も本当に書く機会が不要になってきた。

結果ますますVBScriptの需要が細くなってきた。

今後のVBScript需要はどうなりそうか


RPA製品以外でも、旧式志向な企業では、現在でも現役で、基幹システム等の一部小規模な処理を担う開発案件として存在しているが、VBScriptエンジニアとしての将来性で考えると、今後はさらに需要が細く、エンジニアからは敬遠淘汰されていく傾向となる代物になるのではなかろうか。

COBOL案件のように、細く長く存在する案件であって欲しいが、VBScriptはVBAエンジニアでも対応出来無くない領分なので、需要と技術者供給のバランスで言うと長く残るが、細過ぎる案件となって行くと思われる。

案件の単価的には、VBScriptの将来性的にやりたくないエンジニアも多く、単価の超下落は無いが、低いライン(25~40万)で有り続けるであろうと思う。

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